184・185日目 青森県深浦町~外ヶ浜町~青森市
184日目
夜中、予報通り雨が降っていたが、朝になるとすっかり晴れ渡る。
撤収や朝食を済ませ、鰺ヶ沢へ向けて出発。
鰺ヶ沢町にある、わさおの家へ。
そう、志村動物園で有名になったあの「わさお」だ。
今はもうわさおはいないが、代わりに「ちょめ」ちゃんがいた。
そしてこの場所にて、福井県から何度も一緒に走っていた森のかいと君と本当のお別れ。
こんなにたくさん二人で走ったのは初めてだった。ずっと一緒に走っていたわけではないが、かなり長い距離を共にした。
恐らくこの旅中では、もう会うことはないと思われるが、お互い旅が終わった後に、また再会したい。
かいと君、ありがとう!お元気で!!よい旅を!!!
津軽半島へ突入。メロンロードを走る。
な、何もない…。
ここまで何もないのも珍しい。民家すら殆んどない。
「何もない」がある、といった感じ。初めて見る風景。
ひたすら何もないまっすぐな道を駆け抜ける。
途中、高山稲荷神社へ。
雰囲気は山口県の元乃隅神社みたいな感じ。断崖絶壁ではないけど。
そしてメロンロードを抜け、十三湖へ。
十三湖を越えると、一気に地形が変わり山がちになる。
断崖絶壁にかかる海岸線が美しい。
そしてやってくる強烈な登り。
ここから一気に標高400m程の半島を横切る。トンネルは無いので頂上まで登る他ない。
常に斜度が高い登りが襲い掛かり、苦しみながら登る。
やっとの思いで、頂上到達。
かなりキツかった。。。
そこからは一気に下り坂に。
龍飛崎付近に、津軽海峡冬景色の歌詞が刻んである石碑がある。
僕でも知っている超有名な演歌。
津軽海峡冬景色の歌詞に「竜飛岬(龍飛崎)」が出てくるためだ。
石碑の下の赤いボタンを押すと、かなりの大音量で津軽海峡冬景色が流れる。
ちょっと先には階段国道がある。
この国道339号線は、階段が国道に含まれている日本で唯一の国道。もちろん、車両は迂回路があるので、僕もそちらを通っていく。
龍飛崎に至る道は階段村道。
そして龍飛崎。
今日はこの辺りで野営。
185日目
夜から雨と風が強くなる。
この辺りの特徴なのかは分からないが、数分毎にかなり強烈な突風が吹く。「風の岬」と唱うだけある。
朝、雨風が弱まるのを待ってから出発。
津軽半島の残り半分を走る。
こちらも果てしなく続くまっすぐな道と農地と民家。
交通量は極端に少なく、人気があまりない。
静かな津軽路をひたすら走るが、常に向かい風。今の時期は南風なので仕方ない。
疲れているのか、かなり調子が悪い。
夕方前に青森市に到着したが、無理して先には進まずに青森市で休憩&お買い物。
そして今日は青森市にてネカフェ泊をすることに。かなり疲れていたので仕方ない…。
…仕方ない。うん。
青森市は、かなり都会に感じた。
人口27万人にしては、栄えている。密度が高いのかな?
明日は下北半島へ向かいます。
元々は青森から函館に渡る予定でしたが、青森ねぶた祭りの一般ハネト参加中止という悲しいニュースを受け、青森市に戻る必要がなくなったので大間から渡ります。
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