140・141日目 長崎県南島原市~雲仙市~長崎市
140日目
無料キャンプ場にて野営をした為、朝はアラームをかけずにゆっくりと寝ていた。
朝8時頃ゆっくりと目を覚まし、服の洗濯をする。勿論手洗い。
洗濯物を干して乾燥させている間に、自炊をして食事。
…そんなこんなしていると、気がついたら時刻はお昼前。
洗濯物も大半乾いたので、荷造りして出発。
今日は雲仙へ登りに行く。
登りに行く前に、安心と信頼の低価格で旅人に優しい「ディスカウントドラッグストアー コスモス」でお買い物。
お買い物を終えて荷物整理をしていると、通りかかったおじさまに「日本一周頑張って!カンパするよ!!」とお金を頂きました。ありがとうございました!!!
いざ国道389号線を通って登り始める。
登っていると、頻繁に「雲仙市」と「南島原市」の看板が出てくる。どうやらこの国道は市境の上を走っている道路らしい。
登っていくと、諏訪の池という場所に辿り着く。
諏訪…。この名前を見ていると、長野県の諏訪が恋しくなる。お世話になった諏訪の方々にも、また会いたいなぁ。
そこから二時間ほど登りに続け、遂に雲仙へ到達!
煙もっくもく。
硫化水素の臭いが漂い、温泉地であることがよくわかる。
標高が高いため、阿蘇程ではないがそこそこ気温が低く、足湯がとても気持ちいい。
そして、今日は小浜温泉に入りたかったので、国道57号線を一気に下る。
小浜温泉まで下ると、また町中が煙でもっくもく。
Twitterにておすすめと紹介して頂いた公衆浴場へ。
公衆浴場なだけあって、料金は200円。とってもありがたい。
湯船はやはりそこそこ熱いが、非常に気持ちのいい温泉だった。
脱衣場にて、「自転車で日本一周しとると?」みたいなことを聞かれたので、「よく僕だって分かりましたね」と話すと、「今の時期にそんな日焼けしとる人おらんもん(笑)」と言われた。
確かに、僕の肌は物凄く日焼けしていた。元々が真っ白なので、余計に日焼けした部分が目立つ。
お風呂で暖まり、日が落ちてきたので今日はここらで野営。
141日目
海辺の野営地で目を覚まし、朝日に照らされた海を眺める。
島原半島の海の透明度も素晴らしい。沖縄の海とはまた違った良さがある。
海岸線を走り、長崎市方面へ進む。
道はほぼ平坦がなく、常に登っているか下っているかだった。
海岸線から見える海が非常に美しい。
海を眺めながら進んでいくと、産直市場があったのでちょっと寄ってみる。
カステラが税込100円で売っていたので、何かの間違えだろ…と思いながら会計をしたら本当に100円だった。
これはありがてえ。
幾度となく襲い掛かるアップダウンを越え、長崎市内へ。
市内は路面電車がこれでもかというくらいに走り回り、車の交通量も多い。
とりあえずお腹がすいたので長崎ちゃんぽんを食べに中華街へ。
とある方から紹介して貰ったお店で、長崎ちゃんぽんを頂く。
うまっ!
野菜や色々な物の出汁が染み込んだスープが堪らん。夢中で貪り、丼を空にする。
腹ごしらえもすんだところで、長崎市内を見て回る。
日本三大ガッカリスポットの一つ、オランダ坂。
高知市のはりまや橋に続き、これで二つ目。残すガッカリスポットは札幌の時計台のみとなった。
長崎半島(野母崎半島)を南下してゆく。
長崎市内は、坂が日本一多いと聞いてはいたが、こういうことなのか。
とんでもない地形。
家が崖の上や法面の上に建っている。
市内は誰も自転車になんか乗っておらず、どうやら長崎市の人は自転車に乗ったことがない人もままいるらしい。
進むと、サイクリングロードがあるとの標識が。
これはありがたいと真っ先に突入する。
野母半島サイクリング道路。
サイクリングロードを走り始めると、いきなり登り。
とても初心者やママチャリで走れるようなヤワな坂ではなく、かなりの疲労感が伴う。
斜度は勿論かなり抑えられてはいるが、常に緩く登っている為、徐々に脚がもたれてくる。
サイクリングロードを走っていると、気がついたら結構高い所に登っている。
「サイクリングロード」と名の付く道路で、ここまで登るのも珍しいのではないだろうか。
道路そのものは、一部木の枝や落ち葉が散乱してる場所はあるものの、全体的には整備が行き届いており、走りやすい。
走っていると、物凄くお腹が空き始めて力が入らなくなってきたので、海辺の無料キャンプ場へ向かい今日はここまで。
走行距離は75km程度だったが、殆んど平坦を走っていなかった為、体感140km走ったくらいの疲労感があった。
ここからは、西海市方面へ向かいます。