旅人人生

人一倍自信が無く、人の目が気になって仕方ない男がうつ病を乗り越えた話と、自転車日本一周旅をするブログです。

251・252日目 宮城県仙台市~蔵王町~山形県米沢市

250日目は、台風の為仙台市にて停滞。



251日目

仙台市を足早に抜け、蔵王へ向かう。
宮城県は、正直走っていて危険な目に合うことが多かった。
なんというか、車の運転が怖い。僕がブレーキをかけないとぶつかるタイミングで前に割り込んできたり、こちらが直進していても対向車が僕に向かって右折してきたり、僕を追い越す時にスレスレで通り抜けたり、車道を走っているだけで邪魔だとばかりにクラクション鳴らしてきたり…。
偶然そういうドライバーに出会っただけかもしれないけど。


いくつかの峠を越えて、蔵王エコーライン入り口へ。
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三連休の中日なので、中々交通量が多い。

エコーラインを登っている最中に日が暮れそうになったので、中腹にあったキャンプ場にて野営することに。
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ファミリー、カップルキャンパーだらけ。

重装備の自転車が乗り込んでテントを設営するとめちゃくちゃ浮く。

眼下に見える仙台市の夜景と、空に浮かぶ大きな満月を眺め、就寝。



252日目


キャンプ場で朝を迎える。
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キャンプ場は中々賑やかだったが、思いの外良く眠れた。
準備をして出発。

蔵王エコーラインを登っていく。
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標高が高い為、気温は低いのだが如何せん陽射しがキツイ。汗を拭い、息を切らしながら登っていく。

途中、蔵王山頂付近の御釜と呼ばれる場所までの登山道があったので、自転車を置いて登山道へ。
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サンダル手ぶらという舐めた装備で登る。
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階段が多く整備されており、傾斜も緩く非常に登りやすい。
利尻山を登った時のキツさを思い出すと、笑っちゃうくらい余裕だった。

40分程で登頂。蔵王御釜へ。
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最高の天候。めちゃくちゃ美しい。

さっさと下り、再びエコーラインを登る。
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そしてエコーラインを制覇し、再び山形県へ突入。
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八幡平と同じくらいのキツさだったかな?標高も八幡平に近い1600m程。
冷えないように少し着込んで一気に麓の上山市へ。

山形市の方へ買い物も兼ねて少し回る。
用を済ませ、米沢市へ向けて南下。

途中、南陽市辺りで男女二人組に話しかけられる。
話かけてくださった方々が、元日本一周ライダーと現日本一周ライダーで、なんと二人ともSNSで繋がっていた方だった。
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色々と旅人トークで盛り上がり、コンビニで色々とご馳走頂きました。ありがとうございました!!そして、良い旅を。


今日は米沢市にて野営。



明日は東北地方最後の県、福島県へ。
喜多方市から会津若松~猪苗代方面へ向かいます。

248・249日目 岩手県陸前高田市~宮城県石巻市~仙台市

248日目

陸前高田市よりスタート。
ここは、東日本大震災の時の津波被害が一番大きかった街。
市内を少し見て回る。
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海沿いに広さが更地。恐らく、震災前はこの辺りに市街地の中心があったのだろう。

釜石市等も、こういった海沿いに更地が広がる風景はあったものの、ここまで顕著ではなかった。

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外から来た人間である僕にはきっと想像もつかないくらい、多くの物や人々が海によって奪われ、計り知れない絶望があったのだろう。

現在、陸前高田の市庁舎や病院等の機能は、山麓の高台に移されている。
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この場所に、新たに近代的な街が形成されている。
これだけ多くが奪われても、また新たに前に進むことができる。そういったところに、人間の強さを感じる。

最後に高台より、津波にのまれた気仙中学校と、高田松原に唯一、一本だけ残った奇跡の一本松を眺めてこの街を後にする。
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先に進む。
42県目となる、宮城県に突入。
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気仙沼市も、津波被害が大きかった港町。
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資料として残されている、旧気仙沼向洋高校。
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海というものが遥か遠くにある、海無し県の群馬県で生まれ育った僕には、当時津波のニュースを見ても、どこか遠くの国の話のように感じていた。


相変わらず続くアップダウンを越えながら、もう少し先に進む。

南三陸町から、女川町方面へ進み、今日はこの辺りで野営。



249日目


女川町付近からスタート。
三陸海岸も、あと少し。
最後のアップダウンを越える。
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女川町の市街地に入り、万石浦を回って石巻市へ。
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そして遂に、三陸海岸縦断達成!!
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長かった。本当に長かった。
来る日も来る日も峠越え、アップダウン。
過去にも伊豆半島長崎県等のアップダウンだらけの場所を何度か走ってきたが、ここまでの長さ、キツさの場所はなかった。

とりあえず仙台市方面へ。
石巻市から殆んど平坦続き。
平坦を走るのはこんなに楽だったのかと驚く。

そして、日本三景の松島へ。
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かの有名な松尾芭蕉が、景色に見とれて詩を読めなかった場所。

松島にて、大学生チャリダーと出会う。
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鹿児島から日本縦断をしているとのことで、これから三陸を越えて八戸市へ向かうとのこと。
楽な国道4号線を通って北上していく人が多い中、わざわざ三陸越えのキツイコースを選ぶガッツのあるチャリダーだった。
自転車もかなり愛着を持って弄っているのが良く分かる。

暫し歓談し、出発。良い旅を!!


仙台市まで進み、今日はここまで。



明日は、台風が来るので1日停滞します。丁度疲れていたので休憩の意味も込めて。
明後日出発し、蔵王を越えて山形市方面へ進みます!

246・247日目 岩手県宮古市~山田町~陸前高田市

246日目

起床、撤収をして近場の公園へ。
公園で自炊をしていると、地元のおばあちゃんに話しかけられ、イカ刺しを頂きました。
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ありがとうございました!!

今日は本州最東端のとどヶ崎へ。

とどヶ崎は、宮古市街地から少し南にある重茂半島に存在する。
して、重茂半島に突入すると、早速厳しいアップダウン。
道中は所々、8月豪雨の影響による崩落箇所があった。
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とどヶ崎へ向かって走っていると、バイクの方から話しかけられ、同じ目的地だということで、現地でまた会いましょうという形に。

林道のような険しい県道を走り、とどヶ崎の入り口へ。
ここからは登山道となるので、自転車を置いてとどヶ崎へ向かう。f:id:talon29er2:20210915140630j:plain
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自転車から離れて歩き出すと、すぐにあの憎きカラスが自転車に舞い降りてきた。
一目散に自転車に戻って追い払い、カラス対策のブルーシートを展開。f:id:talon29er2:20210915140720j:plain
これで一安心。………と、このときは思っていた。

山道を歩く。
所々崩落があるものの、道はかなりしっかりと整備されており、ガレ場も殆んどなく歩き易かった。
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約50分程歩き、本州最東端の碑に到達。
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これにて、端っこ系は全て網羅。めでたし。

近くの東屋に、先ほど出会ったバイクの方がいたので、色々とお話を。盛岡から、20年振りにこの場所に来たとのこと。

二人で話ながら入り口まで戻る。
戻ってくると、あれほど対策したにも関わらず、カラスに荒らされていた。
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無理矢理ブルーシートの間にねじ込まれ、更に食糧の入っていたバッグの蓋も無理矢理抉じ開けられていた。

これでカラス被害は7回目。やりきれない気持ちと、憎たらしい気持ちで満ち溢れる。
しぶしぶと散乱したゴミを片付ける。バイクの方も手伝ってくださった。更に、食糧を奪われた僕に持っていたバナナを渡してくださった。本当にありがとうございます。

優しいバイクの方とお別れをし、僕は生気を抜かれたような状態で先に進む。
道中、超大型犬程(秋田犬のオスくらい)の背丈のツキノワグマに遭遇。先程のカラス襲撃事件のせいで落ち込み切っていた僕は、特に恐怖感を抱くこともなく見つめていた。すると、そんな僕に同情したのか、熊は足早に去っていった。

暗い気分で走っていると迫り来るのは、過去最高に強烈な重茂半島の強烈なアップダウン。
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何度も何度も何度も峠を越えさせられる。しかも、その一つ一つが急勾配&急カーブ&狭路。
小さな漁港と集落がある度に麓の標高0m付近まで降ろされ、そこからまた登り。これが20km程、何度も繰り返される。

最後の方はあまりの厳しさにイライラし始め、行き場の無い怒りをぶつけるように罵詈雑言を叫んでいた。誰もいないので。

何とか重茂半島を抜け、完全に疲労しきっていたので、今日は抜けてすぐの山田町にて野営。


247日目

山田町から出発。
昨日の強烈な重茂半島のアップダウンによる身体疲労が、かなり残っていたが、鞭を打ちながら進む。

この辺りから、海岸沿いの町にはかなり高い堤防が目立つ。
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津波被害の影響だろう。そして、この堤防の周辺には、多くの更地と新しい建造物が並ぶ。
色々思い起こすと、心が痛む。

三陸海岸は相変わらずアップダウンが続く。
しかし、断崖絶壁のリアスが織り成す美しい風景には目を惹かれる。
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山田町~釜石市辺りまではトンネルが多く、斜度も押さえられていて「「「比較的」」」楽だったが、釜石市~大船渡市は厳しいアップダウンが続いた。

そんな中、道の駅で休憩をしていると、飲み物を頂きました。
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ありがとうございます!皆さんの温かさのお陰で、まだまだ頑張れる。

大船渡市に向かう頃には、雨が強く降りだす。
止む様子は無かったので、レインコートと雨装備を整え、再出発。

途中、温泉に浸かって休み、真っ暗になった頃に陸前高田市に到着。

陸前高田市といえば、津波被害が一番大きかった街。
真っ暗で分かりにくいのだが、一際更地が広く、新しい綺麗な海沿いの国道の周りには、殆んど建造物が存在しない。異質な雰囲気。


今日は、陸前高田にて野営。




明日は、朝に陸前高田を少し見て回り、そこから宮城県へ突入します。

244・245日目 青森県八戸市~岩手県野田村~宮古市

244日目


八戸市にて、以前からSNSで僕を応援してくださっていた方より連絡があり、差し入れと餞別を頂きました。
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ありがとうございました!!

早速三陸に向かおうとしたが、その前に自転車を整備。
ホイールのスポークのテンション調整と、フロントの変速調整。
変速調整は結局上手くいかず。もう変速機が駄目らしい。

そんなこんなしていたら、かなり時間を食ってしまい昼前に。
三陸海岸起点(Wikipediaより)の鮫角より三陸海岸縦断をスタート。
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スタートして早速、細かいアップダウンの連続。
平坦区間は非常に短く、常に登っているか下っているか。まだ傾斜が緩いのでそこまでキツくはないが。

岩手県に再び突入。
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国道45号線を走っていると、仙台まで388kmという、僕が見てきた中で過去最高距離を示す青看板があった。
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この辺りから、少しアップダウンがキツくなる。
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途中、優しい方からりんごを頂きました。
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ありがとうございました!!

少しキツめのアップダウンを越え、久慈市へ。
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昔、ここには家族旅行で来たことがあったのだが、正直殆んど覚えておらず、残念ながら風景を見てもピンと来るものはなかった。

夕方になったので、隣の野田村まで進もうと走っていると、声をかけてくださった方より、なんとお弁当を頂きました。
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本来はご自分が食べる予定だったもののはずなのに…。
流石に申し訳ないと思ったが、いいから食べて欲しいと言ってくださり、有りがたく頂戴することに。
本当に、皆さんありがとうございます。


そして、今日は野田村にて野営。




245日目

日の出と共にさっさと目を覚まし、早朝5:40頃からスタート。
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スタート地点の野田村から隣の普代村までは平坦や緩い傾斜が多かったが、そこから先は一気に勾配がキツくなる。

国道45号最高地点に到達。
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内陸部の国道4号線の最高地点より標高は低いが、こちらの45号線の方が遥かにキツイ。

ひたすらアップダウンが続き、平坦は殆んどない。

田野畑村に入り、道の駅に寄る。
すると道の駅には、あの東日本大震災による津波被害の資料があった。
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当時僕は高校生だったが、正直この話題からは目を背けていた。遠い国の話のように捉えていた。
しかし、ここから先は津波被害が甚大であった地域となる。
目を背けずに、向き合って行こうと思った。

田野畑村から先に進むも、やはり厳しいアップダウンの連続。
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もう幾つの峠を越えたのか分からない。

合間合間に時々見える、美しい海の景色を眺めながら進む。
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15時頃、やっとの思いで宮古市に到着。

宮古市内には、あちらこちらに津波到達点の表示があった。
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宮古市もかなりの被害があった場所。
本当に、今の宮古市の風景を見ていると、過去に殆んどの家屋が流されて、倒壊してしまったということが信じられない。

そして、浄土ヶ浜へ。
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非常に透明度が高く、断崖絶壁が映える美しい浜。
疲れていたので、この景色を眺めながらゆっくりと過ごす。


今日は宮古市にて野営。




明日は、本州最東端のとどヶ崎に寄り、引き続き三陸海岸を進みます。

242・243日目 秋田県鹿角市~岩手県盛岡市~青森県八戸市

242日目


鹿角市からスタート。
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朝早くから走り始め、ひたすら八幡平へ向けて登る。

途中、地元農家の方から桃を頂きました。
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またしても美味しい桃を頂いてしまった。本当にありがとうございます。

中程度の勾配の登りをひたすら走る。
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頂上が近づくと、森林限界となり、高原の風景に。

休みながら登り続けること数時間、頂上に到達。
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そして41県目となる、岩手県に突入。

八幡平山頂が歩いていける距離にあったので、山頂へ向かう。
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尾瀬のような雰囲気。
沼や湿原を眺めながら歩き、山頂に到達。
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山頂付近の沼の透明度が非常に高く、美しい。
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八幡平から岩手県方面へ下り、八幡平市へ。

そこから更に南下し、盛岡市へ。
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十分にお腹を空かせたので、盛岡名物のわんこそばが食べられる、東家本店さんへ。
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わんこそばは3700円と非常に高価だが、食べ放題なのと、お給仕さんが専属で付いて次々に蕎麦を入れてくれる。
お椀15杯でざる蕎麦一枚分らしく、男性の平均は60杯程らしい。
僕はなるべくたくさん食べようと意気込んでいた。

……そしてその結果は。
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115杯。ざる蕎麦7枚半くらい。
正直、思ったよりも全然食べられなかった。最近は食欲が落ちており、胃が縮んでしまったいたから…かもしれない。

自転車旅人は平気で130杯以上食べる人も多いので、自分は全然だったなと落胆。

食べまくって苦しいお腹を癒すべく、少し盛岡を彷徨い、野営。




243日目



朝になっても、まだ胃が重たい。

盛岡まで来たので、普通ならここから南下して仙台を目指すのだが、僕はどうしても日本一アップダウンが厳しいと言われている、三陸海岸を走破したかった。
その為、通らなかった国道4号線を使い、わざわざまた青森県八戸市まで戻ることに。

緩い登り坂を走り、国道4号最高地点に到達。
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昨日の標高1560mの八幡平ヒルクライムに比べれば楽勝。
そして下って二戸市へ。

二戸市から八戸市へ向かっている途中、突然のゲリラ豪雨
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峠を越えている途中、間髪入れずにいきなりの大雨だった為、モロに食らってずぶ濡れに。更に、峠なので雨宿りできる場所も存在しない。もうどうにでもなれという気持ちになり、びしょ濡れのまま峠越え。

そのうち雨が上がり、空には大きな虹。
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途中にあった施設で、濡れた衣類を全部着替え、バスタオルで身体を拭く。

雨が上がり、路面が乾くまで待っていたらかなり時間が遅くなってしまい、かつ洗濯物が予想外に溜まってしまった為、やむを得ず今日は八戸市のネットカフェに宿泊。




明日は、東北最大の山場である三陸海岸へ挑みます。
青森県八戸市宮城県石巻市までの長い戦いになりますので、気合いをいれて行きます!

241日目 青森県新郷村~秋田県鹿角市

予報通りの雨。
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雨が弱まるまで待ち、十和田湖方面へ登る。

登って行くと、迷ヶ平という場所に到着。
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ドライブインやらがあったが、かなり古びた建物で、廃墟となっている建物もいくつかあった。人の気配は皆無。

雨が少し強くなったので雨宿りをしていると、なにやら「迷ヶ平の伝説」と書いてある石碑を発見。
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なんやこれ。
写真だと小さすぎて恐らく読めないとは思いますが、実物も文字が小さくて読みにくい。
暇潰しに全部読んだのだが、とりあえず方言がキツイのと口が悪いことがよくわかった。

そして、十和田湖へ。
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非常に透明度が高く、美しい。
恐山の宇曽利山湖といい、この辺りにある湖の透明度は目を見張るものがある。

かなり強い雨が断続的に降っていた為、雨雲が過ぎるまできりたんぽを食べて待機。
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うまい。甘みその味付けが、何となく地元群馬県焼きまんじゅうを思い出させる。

晴れ間が見えてきた頃、出発。
秋田県鹿角市方面へ。
峠を登り、展望台に到着。
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すると、またしてもかなり強い雨。展望台で雨宿り。

やがてまた晴れ間が見え、太陽光が差し込む。
すると、十和田湖には見事な虹が。
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雨と霧が晴れた後の、空に架かる大きな橋。今日が雨で良かった。

また、展望台にて話し掛けてくださった方から、桃を頂きました。
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ありがとうございました!美味しく頂きました。

山を下り、麓の秋田県鹿角市へ。
稲穂の風景が美しい。
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夕暮れの時刻。
今日は、鹿角市にて野営。
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明日は、八幡平をヒルクライムで越え、岩手県に突入。
そして、盛岡でわんこそばチャレンジをやります!!!

239・240日目 青森県むつ市~三沢市~新郷村

239日目


朝目覚め、ほのかちゃんと一緒に食事を摂り、出発準備。
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僕はこれから東へ、ほのかちゃんは西へ。
ということで、ここでお別れ。
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二人で旅をしていて、本当に楽しかった。
一緒に走ってくれてありがとう。良い旅を!!


むつ市街地から東へ。
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この看板も3ヶ月振り。

むつ市を抜け、東通村へ。
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下北半島の北東の端にある「尻屋崎」を目指す。

中程度のアップダウンを越え、尻屋崎へ。
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何となく、与那国島っぽさを感じた。馬がいるところも。
ここからでも、北海道の渡島半島・函館が見える。
北海道を臨むのはこれで最後。最後にしっかりと目に焼き付ける。

そして、下北半島東海岸へ。
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今日は海の透明度が高い。

途中、SNSで連絡があり、ロングツーリングをしている大学生達と出会う。
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ガチガチのカーボンロード。
色々と旅のお話やロードバイクの話、これから走るルートの話などで盛り上がる。
彼らが通ってきた岩手県三陸海岸は、いずれ僕も攻略する場所なので、色々と情報交換。

そして大学生達を見送り、僕も出発。

六ヶ所村へ。
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湿地帯が多い。

六ヶ所村を抜け、次は三沢市へ。
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北海道の十勝のような、広大な農地。

今日は三沢市にて野営。




240日目

本日は9月8日。
そう、旅を初めてから丁度一年。
1日1日が濃く、気分としてはもう三年くらい旅をしているような感覚。

三沢市から出発し、八戸市へ向かう。
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八戸市青森県第二の都市ということもあり、中心部はかなり栄えていた。

少し散策すると、レトロな横丁を発見。
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良い雰囲気。

少し八戸市でゆっくりしてから、十和田湖方面へ進む。

八戸市を抜けて五戸町へ行くと、一気に長閑な風景になる。
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夕暮れの景色を眺めながら進んで行く。
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いつの間にか、稲も実る季節。
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今日は五戸町の先の新郷村にて野営。




明日は、十和田湖から鹿角市へ行き、そこから行けそうなら八幡平の峠、見返峠(標高1500m級)を越えて八幡平市へ行きます。