244・245日目 青森県八戸市~岩手県野田村~宮古市
244日目
八戸市にて、以前からSNSで僕を応援してくださっていた方より連絡があり、差し入れと餞別を頂きました。
ありがとうございました!!
早速三陸に向かおうとしたが、その前に自転車を整備。
ホイールのスポークのテンション調整と、フロントの変速調整。
変速調整は結局上手くいかず。もう変速機が駄目らしい。
そんなこんなしていたら、かなり時間を食ってしまい昼前に。
三陸海岸起点(Wikipediaより)の鮫角より三陸海岸縦断をスタート。
スタートして早速、細かいアップダウンの連続。
平坦区間は非常に短く、常に登っているか下っているか。まだ傾斜が緩いのでそこまでキツくはないが。
岩手県に再び突入。
国道45号線を走っていると、仙台まで388kmという、僕が見てきた中で過去最高距離を示す青看板があった。
この辺りから、少しアップダウンがキツくなる。
途中、優しい方からりんごを頂きました。
ありがとうございました!!
少しキツめのアップダウンを越え、久慈市へ。
昔、ここには家族旅行で来たことがあったのだが、正直殆んど覚えておらず、残念ながら風景を見てもピンと来るものはなかった。
夕方になったので、隣の野田村まで進もうと走っていると、声をかけてくださった方より、なんとお弁当を頂きました。
本来はご自分が食べる予定だったもののはずなのに…。
流石に申し訳ないと思ったが、いいから食べて欲しいと言ってくださり、有りがたく頂戴することに。
本当に、皆さんありがとうございます。
そして、今日は野田村にて野営。
245日目
日の出と共にさっさと目を覚まし、早朝5:40頃からスタート。
スタート地点の野田村から隣の普代村までは平坦や緩い傾斜が多かったが、そこから先は一気に勾配がキツくなる。
国道45号最高地点に到達。
内陸部の国道4号線の最高地点より標高は低いが、こちらの45号線の方が遥かにキツイ。
ひたすらアップダウンが続き、平坦は殆んどない。
田野畑村に入り、道の駅に寄る。
すると道の駅には、あの東日本大震災による津波被害の資料があった。
当時僕は高校生だったが、正直この話題からは目を背けていた。遠い国の話のように捉えていた。
しかし、ここから先は津波被害が甚大であった地域となる。
目を背けずに、向き合って行こうと思った。
田野畑村から先に進むも、やはり厳しいアップダウンの連続。
もう幾つの峠を越えたのか分からない。
合間合間に時々見える、美しい海の景色を眺めながら進む。
15時頃、やっとの思いで宮古市に到着。
宮古市内には、あちらこちらに津波到達点の表示があった。
宮古市もかなりの被害があった場所。
本当に、今の宮古市の風景を見ていると、過去に殆んどの家屋が流されて、倒壊してしまったということが信じられない。
そして、浄土ヶ浜へ。
非常に透明度が高く、断崖絶壁が映える美しい浜。
疲れていたので、この景色を眺めながらゆっくりと過ごす。
今日は宮古市にて野営。
明日は、本州最東端のとどヶ崎に寄り、引き続き三陸海岸を進みます。