旅人人生

人一倍自信が無く、人の目が気になって仕方ない男がうつ病を乗り越えた話と、自転車日本一周旅をするブログです。

225・226日目 北海道帯広市~広尾町~様似町

225日目


8/24午前10時頃に、ヤドカリの家から出発。
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オーナーさん、奥さん、宿泊者の方々。色々な方々に見送られながら、走り出す。
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本当に、長い間お世話になりました。ありがとうございました!!!

走り出してからはどうにも天気が悪く、霧雨のような弱い雨が降ったり止んだりを繰り返していた。

帯広市の南にある観光スポット、幸福駅へ訪れる。
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現在は廃線となってしまっている、広尾線にあった駅。「愛国から幸福へ」というフレーズで有名になった観光スポット。

幸福駅を後にし、ひたすら何もない十勝平野を走り続ける。f:id:talon29er2:20210826135749j:plain
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ここまで見通しの良い平野は、北海道の中でも十勝くらいだろう。
十勝最南の町、広尾町に到着する頃、予報外れの強めの雨。
雨装備を整えてなかったので、結構濡れてしまった。再開初日から旅の洗礼。

広尾町をうろうろしていると、旧広尾駅の付近で優しいおじさんから「あそこの東屋でテント貼りなよ!」と声をかけて頂いた。ありがたい。

晴れて許可(?)を頂いたので、今日はここで野営。



226日目

朝から天候は最悪。
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強めの雨が降り続け、東屋のしたで野営していたとはいえ、テント類がかなり濡れてしまった。
仕方ないので、本当はあまり良くないが、コインランドリーの低温乾燥で濡れたテント類を乾かす。

そして雨装備を整え、えりも方面へ出発。

久しぶりの海。海岸線。
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雨は夕方まで収まる様子はなく、ひたすら雨の中走る。

えりもに近づくと、トンネルに続くトンネル。
恐らく、日高山脈が張り出しているせいだろう。
しかし、雨の日に限っては、トンネルは味方をしてくれる。

そしてやってくる、噂の北海道一長いトンネル、黄金トンネル。
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中はかなり温度が低い。
しかし、レインコートを着込んでいたので寒さはあまり気にならなかった。

長い長いトンネルを抜ける。
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トンネルを抜けると、少し風が強くなる。
そう、えりもといえば、日本一風が強い地域。
手前の広尾町はほぼ無風だったが、やはりこちらは風が出ていた。

えりも町の最南端、襟裳(えりも)岬へ向かう。
襟裳岬に近づくと、一面に林が広がる。
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どうやら、これは人工林らしい。
一昔前は、荒廃して砂漠になってしまっていたとのことだった。

そして到着、襟裳岬
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岬周辺は、更に風が強い。
四方八方から、風速10m/s程の強風が吹きすさぶ。
どうやら、1年を通して半分以上が強風で、強い時期は風速30m/s以上にも及ぶとのことだ。
僕の地元の群馬県南部は、冬時は「からっ風」という、北の赤城山から吹き下ろす強風が襲ってくる地域だが、強い日でも15m/s程。その倍以上というのだから、想像もつかない。

横風に煽られ、降る雨が横から痛い程殴り付ける。何とか襟裳岬を離れ、北へ向かう。

岬を離れると風は収まり、隣の様似町へ。

様似町の浜辺にて、有料キャンプ場を発見。
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料金は600円だった。
まだ時刻は16時前だったので、もう少し進もうかと思っていたが、ここで右膝の裏側に痛みが。
どうやら、サドルが高すぎたらしい。とりあえずサドルを少し下げる。

ちょっと無理するのはよくないなと思い、今日はこのキャンプ場に泊まることにした。

まだ少し霧雨が降っていたので、止むまで待っていたところ、キャンプ場の集金のおばあちゃんに、「なんか孫みたいでほっとけないからさ、良かったら家に泊まってきなよ!」と声をかけて頂きました。

流石にそこまでしてもらうのは悪いなと思っていたが、おばあちゃんは嬉しそうに「家においで!」と言ってくださったので、ありがたくお世話になることに。心優しい方々に感謝が尽きません。ありがとうございます。





明日は、膝の調子を見つつ、ゆったりと苫小牧方面へ進みます。