206・207日目 北海道礼文町(礼文島)~稚内市~猿払村
206日目
夜ぐっすり寝れたものの、やはりまだ脚の筋肉痛が強い。
とりあえず、野宿場所から澄海岬へ向かう。
礼文島北部は殆んど樹林が存在せず、高原のような風景が広がっている。
長野県在住時代によく走りに行った霧ヶ峰高原を思い出す風景。
澄海岬に到着。
断崖絶壁と海を見渡せる美しい岬。
晴れていればもっと美しい風景があったかもしれないが、仕方なし。
ゆっくりとフェリーターミナルへ戻る。
時間的にかなり余裕で、まだ礼文島を回る時間はあったが、脚の筋肉痛や疲れが大きかったので休養とした。
やがてフェリーが到着し、稚内へ向けて出港。風が強いからか、やたらと波が高く船が大きく揺れていた。
酔うこともなく稚内市に戻り、旅人の間では有名な「む蔵(むさし)」さんという定食屋さんへ。
こちらは、泊まることのできる定食屋さん。
マスターは非常に気さくな方で、旅の話で色々と盛り上がった。
そしてむ蔵さんの決まりで、お店の手伝いをすると夕食がタダで貰えるという素晴らしいシステムがあった。
めちゃくちゃ美味しかった。ありがとうございました。
207日目
久しぶりに布団でゆっくり寝ることができた。
まだ少し脚の筋肉痛が残ってはいたが、かなり治まってきた。
朝はゆっくりさせていただき、お昼前頃から出発。
出発時に、お弁当まで頂きました。
お世話になりました!ありがとうございました!!
そして、日本の最北端「宗谷岬」を目指す。
風がモロに向かい風で、しかも風速11mの強烈な強風。全然速度が乗らず、中々進まないが地道にペダルを回していく。
宗谷に同地し、宗谷丘陵へ向かう。
丘陵というだけあり、道はアップダウンがそこそこある険しいルートだが、それ以上に強風に苦しめられる。
白い砂利がひかれている白の道。
そして、宗谷丘陵の高所より全体を望む。
一面に牧草地が広がり、広い範囲で牛が放牧されていた。
そこから宗谷岬へ向けて下る。
宗谷岬へ到着。
これにて、日本の最北端を制覇。ここまでの総走行距離は約15000km。
最南端の波照間島にも行ったので、これで完全に日本を縦断したことになる。
残すは最東端の納沙布岬のみとなった。
宗谷から東のオホーツクへ。
オホーツク海岸線に突入。
特に何か変わるわけではないけど。
相変わらず向かい風が辛い。
隣の猿払村まで進み、ここらで野営。