154日目 島根県出雲市~鳥取県米子市
前日の夜、野営していた道の駅にてやたらと騒いでいる連中がいた。
うるさいなぁ…と思いつつも、過去にもこういうことは何度もあったので、ある程度騒がれていても眠れるようになっていた。
朝起きると、昨晩連中がいた場所にカップ麺や飲み物のゴミが放置されていた。
ふざけんなよ、、、と思いつつ、僕がやったと思われたら困るのでゴミを処分する。
ホームレスの僕ですらゴミはゴミ箱に捨ててるのに、なぜ帰る自分の家がある人がゴミを放置するのか理解ができない。
今日は雨予報が出ていたが、朝天気予報を見ると、雨は翌日にずれ込んでいた。天気は曇天。
少しゆっくりした後、出発。
まずは稲佐の浜を回る。
島根半島と出雲平野を結ぶ位置にある稲佐の浜。神話によると、神々が大昔に出雲側から島根半島を引っ張ってきて、ここ稲佐の浜でくっついたとか。知らんけど。
そして出雲といえば、出雲大社。
諏訪大社を超える圧倒的な大きさのしめ縄。
縁結びの神社ということで、しっかりと2礼4拍1礼で良縁を祈る。
出雲大社を後にし、宍道湖へ。
2年前は北側を通り、狭くて走りにくかった記憶があったので、今回は南側を走る。
路肩ほぼ無いじゃん…。
まあ山陰の道路は全体的にこんな感じなので仕方ない。
宍道湖を越え、宍道湖西海岸より、松江市街地を望む。
湖の周辺に栄えた街がある様子は、なんとなく琵琶湖南部の大津市や草津市を連想させる。
松江市から西へ向かい、中海に浮かぶ大根島・江島へ向かう。
長い海中道路で島根半島と結ばれている埋め立ての島。
そう、ここにはちょっとした有名スポットである、「ベタ踏み坂(江島大橋)」がある。江島と鳥取県の境港市を結ぶ大橋。
そう、目の錯覚でとんでもない斜度に見えるあの坂だ。
大根島の西側に差し掛かった辺りで、遠くにベタ踏み坂らしきアーチが見える。
僕のスマホカメラの性能だと非常に分かりにくいが、ここからだと圧縮効果で45°くらいの傾斜に見える。
江島へ渡り、ベタ踏み坂へ。
確かにこれは凄い角度に「見える」。
ここから(橋から100m程手前)見ると、とんでもない激坂だ。
だが、実際に登るとこんな感じ。
斜度は大したことはなく、中程度の坂といった感じ。ただ長い。まあ長いからこそ、遠くから見ると激坂に見えるわけなのだが。
ということでベタ踏み坂を越え、32県目となる鳥取県境港市へ突入。
暗くなってきたので野営地を探すも、中々適した場所が見当たらない。
今夜から雨が降るとのことだったので、屋根がある場所にするか、キャンプ場で屋根を設営するしかないのだが、いかんせん適した場所がない。
結局、甘えてインターネットカフェに。
まあここまでほぼ野宿で洗濯も手洗い、風呂やシャワーは3日に一回程度(汚い)とかなり節約をしてきたので、今日くらいは甘えるか。
ここから、大山へ登ります。
その後倉吉市を回ってから鳥取市を目指します。
ちょっと悪天候が続きそうなので、足が止まる日が多くなりそう…。