沖縄県での生活(沖縄へ移住を考えている方向け)
移住したい県ランキングNo.1。と言えば沖縄県。
日本でありながら、まるで異国のような雰囲気、気候、文化。
日本本土、内地ではお目にかかれないような透き通るエメラルドグリーンの海、不思議な街並み。
今住んでいる場所、見慣れた景色から離れて沖縄で生活してみたい!そんな風に考えたことがある方は多いのではないでしょうか。
そんな方々へ向けて、僕が沖縄で2ヶ月程(短い)生活して感じたことを書いていきます。
ご参考になれば幸いです。(僕が今生活している『沖縄本島』のお話です。離島はまた違うかもしれません。)
①物価が高い
…いきなりマイナスなお話になりますが、沖縄県はとにかく物価が高いです。
全国にある大手スーパー、マックスバリューも沖縄に点在しますが、内地と比べてあらゆる商品がちょっと高い。
例を挙げますと、納豆3パックセットが150円したり、卵10個入りが200円以上したりします。
特に野菜はめちゃくちゃ高く、時期にもよりますが、もやしが80円したりキャベツ一玉200円したりします(肉も高いです)。
理由は恐らく、沖縄県には第一次産業と第二次産業が少なく、内地や海外から輸送された商品が多いこと、そして沖縄県で生産されたものが少ないことだと考えられます。
なので沖縄県へ移住すると、内地で生活していた頃と比べて食費等は高くつくかもしれません。
②気候について
ご存知の通り、沖縄県の気候は内地と比べて非常に温暖です。真冬の朝晩にギリギリ10℃を下回る日があるくらい。寒がりな方でなければ、分厚いコートやマフラーは不要かもしれません。
雨が多いのも特徴です。
特に冬については、内地は豪雪地帯の多い日本海側を除いて晴天が多いのに対して、沖縄は雨天が多いです。
また、海との距離が近い為、湿度が高いです。
この湿度が梅雨時や真夏は地獄。聞いた話によると、湿度計は常に100%で、スーツ等がすぐにカビてしまうとのこと。
逆に冬でも全然乾燥しないので、冬の乾燥が辛い方にはありがたいかも。
そして季節感が非常に薄い。
桜は咲きますが紅葉はなし、年中あまり大きく風景は変わりません。
③景色、海
やはり沖縄に憧れる理由といえばコレ!
透き通る海!真っ白な砂浜!!美しい景色!!!
海水浴、ダイビング、サーフィン、マリンアクティビティが大好きな方には堪りません。
内地では中々ないようなマリンスポーツも多く、色々楽しめると思います。
④仕事、給料
沖縄県の仕事、産業は観光業がメインです。
内地から沖縄県に移住してきた人は、大半が何かしら観光に関わる仕事をしていることが多いです。
沖縄県の主要な観光地に居る観光客は、殆んど内地から来た人で溢れており、国際通りを歩いている人なんかはほぼ内地の人です。車で国道を走ればそこらじゅうに『わ』ナンバーや『れ』ナンバーの車があります。
そのくらい、沖縄県は観光地として魅力的であり、観光業の需要が高いです。
そして、ハッキリ言って沖縄県の仕事は全体的に給料が低いです。
最低賃金は792円(令和3年2月現在)であり、東京都の最低賃金1,013円と比べて221円も差があります。
上記にもある通り、高い物価の問題も重なり、お金のやりくりに苦戦するかもしれません。
⑤移動手段がほぼ車しかない
沖縄県に住んでいると、どこで暮らしていても恐らく車生活を余儀なくされます。
沖縄県内を自由に動き回るには、車がないと厳しいです。
電車はほぼ通っておりません。
また、上記にもある通り雨天が多い為、自転車や原付では億劫に感じるかもしれません。
⑥内地との距離
とにかく内地が遠いです。鹿児島から500km程離れてますし。
内地に家族や友人、恋人が居る場合、疎遠になるどころの騒ぎではありません。
内地に行くためには、飛行機に乗らなければ厳しいので、3日以上のまとまった休日が必要になります。
加えて、上記にもあるとおり沖縄の仕事はサービス業が多い為、3日以上のまとまった休日はとりにくいかもしれません。
また、内地では車で数時間走れば隣の県や更に他の県へ遊びに行くことができますが、沖縄はフェリーや飛行機を使わない限り、どこまで走っても沖縄です。僕は長野県の標高の高い山に囲まれた景色が恋しくなりました。
以上が僕が感じた沖縄生活です。
僕自身、特に沖縄県に憧れとかあまり無い状態で、自転車日本一周における越冬の為に沖縄生活をしていますので、マイナス面が多くなってしまいました。気を悪くされた方がおりましたら大変申し訳ありません。
ですが、沖縄が魅力的な土地であることは間違いないと思います。沖縄に憧れがあるのなら、移住する価値は絶対にあると思います。
また、僕は沖縄県で生活して高々2ヶ月程度であり、沖縄の人や文化にを理解していない部分も多く存在すると思います。
そして、まだ知らぬ沖縄の魅力もたくさんあると思います。
この記事が、沖縄県へ移住を考えている方に少しでもご参考になれば幸いです。