271・272日目 栃木県日光市~群馬県東吾妻町~長野県小布施町
271日目
中禅寺湖のほとりからスタートし、少し登ると紅葉していた。
標高の高いところは色づきが進んでいた。
戦場ヶ原を通過し、更に登って湯ノ湖と湯の滝へ。
名前の通り、硫化水素の臭いが強い。
ここからもひたすら登り。標高の高い中禅寺湖から登り始めるから、多少楽かな~なんて思っていたが、全然キツイ。
やっとの思いで、金精峠登頂!
そして群馬県へ。まだ帰らないけど。
沼田市を抜けて高山村方面へ、国道145号を使って向かったのだが、登りの傾斜がとんでもなく厳しい。
何で金精峠越えた後に、またこんなキツイ登りを走らなきゃいけないんだと泣き言を言いながら登る。
何とか高山村に突入し、現れたのは高山村のロックハート城。
群馬県民なら大体の人が知っているであろう、観光・デートスポット。
家族旅行でも他の用事でも何度か行った懐かしい場所。
そこからもう少し進み、この日は八ッ場ダム辺りで野営。
272日目
八ッ場から長野原へ、長野原から旧六合(くに)村(現中之条町)方面へ進んで草津を目指す。
草津町までの登りもまあまあキツめで、草津町に入っても町内の傾斜が強烈。
全国で有名な草津温泉。
珍しい酸性の温泉。ここも家族旅行で行ったのを覚えている。
そして、草津から渋峠を登り始める。
晴天予報、日曜日という好条件があるからか、車・バイク・自転車がとても多い。
たくさんの方から応援を頂いた。ありがとうございました!
登っていくと、すれ違う自転車乗りの中に、見覚えのある方を確認。
向こうも気づいて止まる。
何と、2年前に自転車で日本一周をしていたノブさんとまさかの再会。
2年前は、愛媛県のとびしま海道行きのフェリーで出会っていた。僕が仕事をうつ病で退職して、自転車で放浪していたときだ。
まさに奇跡の再会と呼ぶ他ない。感無量。
色々な方と関わりながら、登り進んでいくと、突然の濃霧。
数メートル先も見えないような、超濃霧。
これは今回も風景は全く見えないかな…と少しテンションを落としていた。
しかし、登っていくと徐々に霧が晴れてくる。
そして目前に広がる絶景。
これが渋峠の真の姿か!本当に晴れて良かった。
ほどほどに余裕を残しながら、ゆっくりと登り続け、遂に再び到達。国道最高地点!!!
4日目に登ったときとは違い、死ぬほど苦しむこともなく、登りきることができた。少しは成長したのだろうか。
暫し達成感に酔いしれ、同じタイミングで登ってきた方とひたすら歓談。
そして何と、北海道で出会った群馬県発の日本一周ライダーと、頂上にてまたまた偶然の再会!!
彼はこれから西日本を回るとのこと。良い旅を!!
少し着込んで長野県側に下る。
下りも絶景を満喫。
下っている間はずっと達成感に酔いしれていた。
麓まで下り、久しぶりの大好きな長野県に感激。
今日は小布施町まで進んで野営。
明日は、松本の方に進みます。