216・217日目 北海道清里町~羅臼町~中標津町
216日目
朝起きると気温が低く、霧が凄い。
殆んど何も見えない。霧の中から車が飛び出し、また霧の中へと消えて行く。
斜里町に入る頃には霧が晴れ、視界が回復。
この先には有名な道路、「天に続く道」がある。
走っていくと、目の前に凄い坂が。
この坂を登りきって、後ろを振り向くと天に続く道になっているというもの。
そしてこちらが、天に続く道。
うーーーーん??
写真だとかなり微妙な感じだが、生身で見ると中々迫力はある。今日は悪天候なのも相まって、天に続く感はあまり感じられなかった。
そして知床半島へ。
知床半島といえば、自然世界遺産。
北海道に生息するヒグマの大半はここに生息しているとのことだ。
知床半島を進む。
これはオシンコシンの滝。かなり水の勢いが激しく、迫力満点。
登っていくと、段々と霧が濃くなっていく。
この時点で嫌な予感がしていたが、見事に完全に一面霧の世界へ。もはや景色など何も分からない。
知床峠頂上へ到達。
霧で何一つ見えない。
下って行くと、霧がやがて霧雨に。
麓の羅臼町に到着し、野宿場所探すが、中々見つからない。
仕方ないので移動。
今日は久々に夜遅くまで走る羽目になるかなと覚悟していたが、運良く19時半頃に野宿場所を発見。事なきを得た。
217日目
朝、自転車をメンテナンスしていると、またしてもスポークが一本折れていた。
仕方ないので予備のスポークに差し替えて、スポークテンションを調整。
やはり定期的にスポークテンションを確認しないといけないようだ。
昼前に修理完了し、標津町へ。
道中、野生のキタキツネと遭遇。
離れると少し近づいてくる。餌付けされちゃってるのかな?
しかしエキノコックスという危険な寄生虫を持っている可能性があるので接触は厳禁。
標津町は、鮭が多く獲れる場所。
それを示すような物凄い数の漁船。
水産工場や市場、漁港も多い。
標津町から、野付半島へ向かう。
このやたら細長い半島。ちょっとどんなところなのか気になっていた。
野付半島へ突入すると、一気に僻地に。
左右どちらも海。
果てしなく自然が広がる。
東側には、北方領土の国後島が見える。
北方領土が近いからか、あちらこちらに北方領土返還の碑や看板があった。
15km程走ったところで、終点。
独特な景色、そして民家も殆んどない最果て感のある半島。
明日は、日本最東端の根室へ向かいます。