171・172日目 富山県上市町～新潟県糸魚川市～上越市

171日目

朝、テントを撤収し、結露で湿っていたのでテントを干していた。

干している間、自転車のチェックをしていたら、なんだか後輪が振れている。
振れとりをしようとスポークをチェックしていると、一本スポークが根本から折れていた。道理でホイールが振れているわけだ。

予備のスポークを持っていたかったので、仕方なく自転車屋へ向かう。

今までの旅勘で、なんとなくここから新潟県側に進むと自転車屋が少ないような気がしたので、少し戻ることになるが富山市へ向かった。

途中、日本一面積の小さい市町村である、舟橋村を通過。


端から端まで通ったが、５分程で富山市に変わってしまう。流石は日本一小さい村。

富山市に入り自転車屋へ向かうと、日本一周チャリダーの「旅人シェフ」君と遭遇。


やはり今年は旅人が多い。
成り行きで一緒に自転車屋さんへ。

自転車屋さんの開店時間前に着いてしまったので、開店待ちの間、旅人シェフ君の自転車をチェック。すると、なんと僕と同じようにスポークが一本折れていた。
それなら丁度良い、一緒に修理してもらおうと一緒に入店。

店に入って見て貰うと、僕の自転車よりもシェフ君の自転車の方がかなり重症で、あらゆるところが破損していた。
僕の自転車はすぐに修理が終わったが、彼の自転車の修理は難航。
店員さんと話したりしながら、修理完了を待つ。

すると、仲良く話していた一人の店員さんが休憩に入り、なんとその店員さんから昼ごはんをご馳走頂きました。

ありがとうございました！！！

その後、何とかシェフ君の自転車修理が完了。
折角なので、今日はシェフ君と二人で新潟県へ向かう。

途中、色々話したり銭湯でゆったりしたりして、真っ暗な夜に36県目となる、新潟県に突入。　

新潟県に突入してすぐの場所にある道の駅で野宿することに。

その道の駅には24時間空いている休憩室があった。
そこに入ると先客のおじいちゃんがおり、なんとそのおじいちゃんは僕たちと同じようにチャリダー旅人だった。更に、シェフ君の過去の知り合い。物凄いご縁。

172日目

24時間空いている休憩室で野宿。

屋根があって囲まれてる環境は本当に快適そのもの。

朝から談笑しながらゆっくりしていると、雨が弱まってきたので単独で出発。

雨が弱い間に一気に糸魚川市街地まで突破してしまおうという作成だった。

そう、新潟県境から糸魚川市街地までの道のりには、歴史に残る有名な難所、「親不知」がある。
親不知は、北アルプスが織り成す断崖絶壁により生まれた天然の交通難所。昔は非常に幅が狭い浜辺を辿ることを余儀なくされ、多くの旅人が命を落としたことで恐れられていた。
現在は断崖絶壁に沿うように道が引かれている。

ということで、いざ親不知へ突入。

スノーシェードだらけの狭路が続く。
歩道は存在せず、路肩も狭い。
とはいえ、交通量が少ない時間だったのもあり、正直自転車ではそれほど脅威には感じられなかった。本当に脅威となるのは徒歩だろう。

スイスイと進んでいくが、急に雨が強くなりびしょ濡れに。
親不知中間地点にあった東屋に逃げ込む。


濡れてしまった衣類を着替え、雨装備を完璧に整え再出発。
そのまま走り抜け、親不知を突破。

地形的難所なのは間違いないが、正直道路もあまり走りやすいように整備されているとは言い難い部分が多く見られた。
通行止めのまま放置されている歩道も散見され、いかにも「車さえ快適に走れればそれでいい」という日本らしい道路。仕方ないけど。

糸魚川市街地を抜け、久比岐サイクリングロードを走って上越市へ向かう。



このサイクリングロードはかなり快適。海岸沿いも砂は殆んど掃けており、雑草も少なく、自転車歩行者用のトンネルも多く開通している。
アップダウンも少なく、難なく上越市まで到達。

本日は、上越市在住の友人にお世話になることに。
約2年ぶりの再会だったが、本当に本当に良くしてくださり、語り合い、最高の時間を共にしました。夕食や寝床まで用意してくださり、至れり尽くせりで感謝するばかり。本当にありがとうございました。

明日は終日雨予報なので、様子を見ながら進んだり進まなかったりします！

にほんブログ村