120日目 沖縄県石垣市⇔西表島(竹富町)
わけがわからなくなるくらい、ベロベロの酔っぱらいになって深夜の石垣市を千鳥足で歩いていた。
結局物凄く遅い時間にゲストハウスに戻り就寝。
朝ゆっくりと起きると、快晴の青空と強い日差しが射している。
ということで今日は、西表島へ。
西表島には、かつて鹿児島~那覇を結ぶマルエーフェリーに乗っていた自転車旅人仲間である、「カイ君」が住み込みで働いている。
カイ君に会いに行こうと西表島行きフェリーの運航状況を確認すると、カイ君がいる西表島上原港は運航停止していた。
仕方がないので、上原港から30km程離れている西表島大原港行きのフェリーに乗ることに。
往復チケットを購入しフェリー乗り場へ向かうと、そこにあったのは高速船だった。
波照間島行きでは中型フェリーだったので、初めての高速船。
座席には注意書きが。
えっ?マジか。
船に乗るだけで骨折するの?!
…まあ西表島航路は波の高い外洋を通らないので、大したことはないだろうけど。
船が出港し、港内を抜けると船が一気に加速。強烈なGと共に波しぶきが上がり、船の窓は海水でビショビショ。
それほど揺れは激しくなかったが、何人か船酔いでダウンしていた。
僕は船酔いしないタイプなので、特になんともなかった。
約一時間後、西表島大原港へ到着。
早速上原港方面へ走っていく。
自然に溢れた、美しい景色。
離島ごとにこうも風景が違うものかと感激する。
所々にある、マングローブに囲まれた河が美しい。
かの有名なイリオモテヤマネコも生息してるらしい。やはり、目撃することはなし。
美しい海・自然を眺めながら西表島を走る。
そして、カイ君が住み込んでいる寮に到着。
仕事が忙しい中、顔を出してくれる。
以前一緒にいたときより黒く日焼けし、たくましくなった彼の姿があった。
船の出港時間の都合上長く話すことは出来なかったが、お互いにそれぞれの道を自分のやりたいように歩んでいることが分かち合え、とっても充実した時間を過ごすことができた。
別れを惜しみつつ、きっとまたどこかで再会できるさ!と交わし、帰路につく。
帰りの高速船に乗り、ゲストハウスへ戻る。
明日は、最強のゲロ船と名高い「フェリーよなくに」に乗り、日本最西端の島である与那国島へ向かいます。