64日目 香川県三豊市~丸亀市
また寒波がやって来たようで、朝は冷え込んでいた。
早朝まだ暗いうちから目を覚まし、撤収をして明るくなった頃に出発!
佐柳島へ渡るフェリーに乗るべく、多度津港へ。
このフェリーは自転車積載OKということで、自転車も乗せていく。
そして佐柳島本浦港へ到着!
港に着くと、早速迎えてくれる大量の猫ちゃんたち。
うわあああ可愛いーーーーーーーーーー
これでもかというくらいじゃれあう。
島に響く音は猫の鳴き声と、海のさざめきと、時々通る島民の方の足音だけ。
まるで時間が止まっているかのよう。
午前8時に着き、午前10時には帰りのフェリーが出て、それを逃すと次は15時だったが、もう15時までここにいるかぁ~と思えるくらい居心地が良い。
その後、島を(私道や生活道路を除いて)一通り巡ろうかと自転車を転がし、島の北側の佐柳島長崎へ向かう。
すると、殆んど車の通らない道の向こうから対向車が。
僕の姿を見るなり、中のおじさんが降りてくる。
「ここから先、長崎は入らないでくれ。あんたら若者は微熱で済むかもしれんけど、わしらは死ぬかもしれん。それと何だその自転車は。まさかここでキャンプするつもりか?」
と、いきなり軽く説教を食らう。
旅をしていると、こういう人にいつか出会うんじゃないかと思ってはいた。
「すれ違っただけで感染するわけないじゃないですか」とか、「そう思うなら僕に近寄らなければいいだけじゃないですか?」とか反論しようと思えば反論できたが、こういう排他的な考えの方は話が通じないと思い、素直に引き返す。
まあ、連日バカの一つ覚えのようにコロナコロナコロナって報道されている昨今、こうなってしまうのも仕方ないなと感じる。
…何だか、一気に現実に引き戻された感じがしたので、普通に10時の帰りのフェリーで本土に帰る。
今日は72~76番札所を回った。
昼ごはんには香川県突入から初となるうどんを食べた。
コシがあって旨い!
ああ、ついつい天かすをかけすぎてしまう…。デブなってしまう…。
75番札所を回ったところで、金比羅山へ向かう。
どうやら金比羅山は一番上まで登ると石段が1386段あるらしく、中々過酷だという話を聞いたので、自転車を置いて早速登っていく。
約40分程で頂上まで到達。
善通寺市と琴平町の町並みが見渡せる。
石段も中々キツかったが、長野県諏訪市在住時代に地獄の石段でトレーニングを積んでいたので余裕を持って登頂できた。
麓まで一気に下り、自転車を置かせて頂いた麓のカフェの駐車場へ行くと、店主さんから話しかけて頂く。
店主さんは山好きらしく、長野県の話題で盛り上がった。
その後、76番札所を回り、今日は丸亀市まで。
明日は、お遍路巡りつつ高松市方面へ向かいます。
香川県は寄るところが多くて中々抜けられなさそうです。香川県良いところ。