旅人人生

人一倍自信が無く、人の目が気になって仕方ない男がうつ病を乗り越えた話と、自転車日本一周旅をするブログです。

61・62日目 愛媛県西条市~四国中央市~香川県観音寺市

いや~、超過酷な2日間でした。

61日目、停滞しようかと思っていたが、朝起床すると雨は降っておらず晴れ間が見えたので結局走ることに。

一泊した道の駅で、昨日テント設営場所を案内してくれた優しいおじさんと朝再会。
話すと、どうやら旅人コレクターらしい。
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出会った旅人やお遍路さんを接待して記録を取っており、日本人だけでもなんと200人、諸外国人の方が100人程と筋金入りだった。

色々語り合い、四国の情報も教えて頂いた。


この日はお遍路の61~63を回った後、鬼門の60番札所「横峰寺」へ。
登っている最中、二人の方から応援を頂き、お菓子やジュースを頂きました!ありがとうございました。

そして始まる8kmに及ぶ登り坂。所々斜度が極端に高い激坂もあり、もがき苦しみながら登る。
そして登頂。
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登りきり、軽く雄叫び上げ、周囲をドン引きさせる。知ったことか。

下山すると、雨が急に強まる。
早めに寝床を押さえとくかと探すものの、何故か愛媛県の公園は東屋が無いところばかり。

結局、雨が止むまで国道脇の屋根があるスペースで腹ごしらえと時間潰しをし、雨が止んでから走り出す。

なんと、良い場所が見つかった時には時刻は22時半。本当に辛かった。



62日目、本日は次なる鬼門、65番札所「三角寺」と66番札所「雲辺寺」へ向かう。

特に雲辺寺はとんでもない高所にあり、過酷な場所であった。

まず三角寺へ向かう。いきなり4kmの坂をヒィヒィ言いながら登り、昨日の疲れもあり既に満身創痍。

進んだ先の「お遍路さん休憩所」という東屋で休憩。
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ここで休憩していると、歩き遍路をされている方と二組鉢合わせし、会話に花を咲かせる。
こういった旅の出会いが、歩き遍路や自転車遍路の醍醐味だろう。

雲辺寺へ向かうと、予想通りの長い長い登り坂。
登り区間の距離は10km以上あった。
乗鞍岳よりは全然短いとはいえ、連日の登坂で疲労困憊。
天を仰ぎ自分の無力さと自然の偉大さ(意味不明)を感じながら、足を進めていく。

そして何とか登頂する。
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登頂した瞬間、「よっしゃ見たかオラアア!ざまあみろこの野郎!!!」と口走っていた。
自分でも何に対してざまあみろなのかさっぱりわからないし、そもそも意味がわからない。
ただ、そこにあったのは清々しい気持ちをもった自分の姿だった。

日が暮れて来たので、完全に暮れて暗くなる前に急いで下山。

腹ごしらえをし、とりあえず風呂に入りたかったので近くの銭湯へ。

「萩の湯」さんへ。
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かわいい。

こちらに入るなり、僕の自転車を見た店主さんが「今日はどこに泊まるの?」と聞いていたので、「その辺に野宿します」と答えたら、なんと「閉店後、うちの店の屋根のあるところ使って良いよ」とテント設営場所を提供してくださった!!!!

なんて器が大きいのだろう。四国はおもてなし接待の文化と聞いてはいたが、ここで改めて実感した。
「明日はうち定休日だからゆっくりしてってね」と言って頂く。

今日はよく眠れそうだ。


明日は、引き続きお遍路をしながら香川県を楽しんでいこうと思います。うどん食おう。



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