20日目 山梨県甲州市~東京都青梅市
甲州市からスタートし、奥多摩方面に走る。
国道411号、「裏甲州街道」なんて言われたりする国道。
甲州市の塩山からずっと登り。柳沢峠という、標高1,472mの峠を越える必要がある。
今まで散々渋峠やら乗鞍やらを越えてきた僕だが、やはり1,000mを越える峠はしんどい。
山梨側は道が綺麗で広く、傾斜が常に6~7%台で、時々10%付近まで上がる。休憩できるような緩い所はあまり無く、距離もそこそこ長い。箱根峠の三島市側を延長したような峠だなと感じた(この説明でわかる人いるのか…?)。
無事突破し、そのまま下って東京都西多摩郡奥多摩町へ。
今日は奥多摩駅にて、長野県在住時代の友人と会う約束をしていた。
そして到着、奥多摩駅。
友人とも合流。
彼も学生時代に日本中をあらゆる手段で旅をし、現在も夢を追い続けながらこの奥多摩で活動している。
ご飯をご馳走頂き(マジでありがとう)、温泉に浸かり語り尽くす。
彼とは半年振りくらいの再会なのだが、不思議と全然そんな感じがしなかった。
そしてお別れ。
僕も彼も、1年後2年後はお互いどこにいるかもわからないが、不思議とまた絶対に再会できて、また今日みたいに語り合える、そんな気がした。
とりあえず今日は青梅市辺りまでいこうとしていたところ、突然の雨。
通り雨っぽかったので、立ち寄ったスーパーで買い物がてら雨宿り。
小口良平さんから頂いた本を読みながら時間を潰していると、とても優しそうな(実際に超優しかった)お兄さんが、「あの日本一周自転車はあなたのですか?」と声をかけて頂く。
そうです!と答えると、「応援したいので、このスーパーで好きなもの買ってあげますよ!自分もバイクで旅してたときに沢山助けられたので!!」と仰り、差し入れを頂きました😭
ありがとうございました。
東京に入ったときは、「東京の人は、多分こんな時期に旅をしている僕を煙たく思う人が多いだろうから、早く抜けてしまおう」なんて偏見を持っていたが、こうやって優しくしてくれる人がたくさんいる。
これは日常生活でストレスが溜まると、つい人の嫌なところばかり見つめて、優しい部分に目も向けず、愚痴を溢してしまう自分に重なる所があった。
明日は、東京をひたすら南下し、神奈川もひたすら南下し、静岡県の伊豆半島を目指します。ようやく晴れそう。
神奈川エリアは相模原の橋本五叉路から始まり、非常に走りにくい道が続くので、気を引き締めて行きます。
東京23区方面、並びに神奈川東部はまた例のウイルス騒動がもう少し沈下するであろう来年にまた行きます!
本日の走行距離約70km