旅人人生

人一倍自信が無く、人の目が気になって仕方ない男がうつ病を乗り越えた話と、自転車日本一周旅をするブログです。

15日目 長野県平谷村~飯島町

※今回は結構暗い内容になります。気分を害してしまったら申し訳ありません。


シルバーウィークの真っ只中だからか、道の駅は夜から明け方に掛けて頻繁に車やバイクが入れ替わり、人が歩き、あまり良い睡眠は取れなかった。
宿も取らずに野宿をしている身なので文句を言える立場ではないけど。。。

そして、平谷村を出発し、隣の売木村へ向かう。朝イチでいきなり標高1100m級の峠を越え、売木村に到着。

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まさに日本の原風景、と言った感じ。この道路、標識には「豊橋方面」と書いてあったが、この道を走って本当に豊橋に着くのか?と疑問に感じてしまう(実際ちゃんと着きます)。

阿南町から飯田へ、そして伊那方面へ北上。

正直この時、非常辛かった。
何が辛いかというと、見知った景色、見知った道、見知った町であること。
走行距離は1000kmを突破し、旅に出てからもう半月ほど経過したにも関わらず、広がるのは見知った土地。現在走っているのは地元群馬県の一つ隣の県であり、3年半住んだ県である長野県。
今登ってるキツイ登り坂を越えた先に広がる風景も、僕が知っている風景。

つまらない、と思ってしまった。
旅を辞めたいとは微塵も思わないけれど、非常に辛かった。

勿論、お世話になった方々への挨拶やら色々あるとはいえ、このルートを選んだのは僕自身だ。僕がこんなルート勝手に選んで、勝手に苦しんでる。完全に自業自得。


あまりにしんどかったので、無理矢理国道を避け、違うルートを通り、今日は早めに休み、切り上げた。

休みながら少し考えていると、僕はこの辛い現状しか見ていないから苦しんでるのではないかと思った。

思い返して見れば、岐阜県ではたくさんの素晴らしい出会いがあり、たくさんの町を好きになった。もし、僕が違うルートを選んでいたら、あの時出会っていた方々と出会うことはなかっただろう。

そう考えると、少し救われる。

これからまた暫く、見知った風景が続くかもしれないが、止まない雨は無いように、きっとこの先また心踊る風景が、心踊る出会いがあると信じて走り続けます。



明日は僕の人生に大きく関わった大切な方に会いに辰野町へ行きます。

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